無量壽会は、特養老人ホーム、短期入所施設、デイサービスセンターを運営する仙台市の社会福祉法人です

法人概要

ご挨拶

平成28年4月
社会福祉法人無量壽会
法人本部長 中川俊彦

法人本部長 中川俊彦

 常日頃から当法人のサービスをご利用いただき、また、暖かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
 新年度を迎えるに当たりご挨拶させていただきます。
 高齢化社会が進み、誰もが「介護」という問題を抱える時代となってきましたが、高齢者の虐待件数は増加傾向であります。最近では高齢者施設のベランダから職員がご利用者様を投げ落とすといった悲しい事件まで起こっており、介護サービスをお受けになる際にご心配に思われる方と多いかと思います。
 要因は、該当職員の資質の問題、経験・知識不足、施設全体の人員不足、ひいては、職員の処遇の問題等々、複合的な問題があるのだと思います。
 職員の処遇を改善する、人員を増員するといった財政的な問題は、介護保険制度で報酬の上限の枠の中で運営している事業所として限界があり、まして介護報酬が削減されてきている現状においてより厳しいであることは間違いありません。上記の悲劇的な事件を減らして行くためにも待遇改善の機運が社会的に高まり、国の制度が変わって行くことを切に望んでおります。
 また、報道して頂けることは有難いですが、「介護の現場は大変だ」というイメージが先行している面も気になります。仕事としてはやりがいのある魅力的な職場であり、当法人の職員もやりがいを持って介護の仕事に携わっています。プラスの要素もしっかり報道してもらい、介護に関わる仕事に付きたいと思う方を増やして行くことも大事かと思います。
 当法人としては、上記の悲しい事件を他人事とせず、反面教師として、職場環境の整備・研修、教育体制の充実、人員採用体制の強化等、多面的に取り組み、虐待を起さないことは勿論、より質の良いサービスを提供できるよう努力して参りたいと思います。
 虐待を未然に防いでいく為にも、サービスを向上させていく為にも、職員と高齢者だけの関係性だけではなく、ご家族からの目や地域の方々の目も必要だと思っております。ご利用者様・ご家族様には年に1回アンケートを取らせていただいておりますが、それ以外でもお気づきの点があれば、気兼ねなくご意見いただければと思います。

平成28年度もよろしくお願い致します。

平成28年度 事業方針

 昨年の介護報酬改正により、報酬は大幅に引き下げられ、経営が苦しい状況にある。しかしながら、この厳しい状況は、改善を進めていくうえでチャンスとも考えられる。
 法人としては、「ピンチはチャンス」と捉え、平成28年度は、出来うる改善を積極的に行なっていき、法人としての組織力を強めていく。

○法人職員全体で支援しあい、効率性を高めながら、経営理念にもある「お客さまは常に主役の座にある」(当法人サービスを利用するご利用者及び、地域の方々が、「自分らしい」生活を送れること)の実現を目指す。

○厳しい経営状況を打開していくためにも、サービスの質を向上させて「選ばれる事業所」になり、多くのお客様を確保するとともに、経費等も見直し、健全な経営を実現する。

○「地域包括ケアシステム」の担い手として地域高齢者を積極的に支援し、地域貢献を図っていく。

  • Ⅰ. 職員間協力体制(事業所間・業種間)・職員育成の強化
    ○横の連携 ○情報の共有・職員間コミュニケーションの円滑化
    ○教育プログラム ○内外部研修の充実  等
  • Ⅱ. 積極的で、ホスピタリティの高い接遇の実践
    ○自分から、笑顔・挨拶・礼儀正しい対応 +αの対応
  • Ⅲ. ご利用者の生活の質の担保、向上
    ・事故防止 ・高齢者権利擁護(虐待防止) ・感染症防止 ・認知症
    ・個別ケア ・レクリエーション ・口腔ケア ・排泄ケア ・ユニットケア 等
  • Ⅳ. 地域貢献事業の具体化、向上
    ○私達が持っているい資源、強みを地域に還元していく。
  • Ⅴ. コストの削減、収入増の努力、効率的な運営
    ○ランニングコストの削減 ○加算の増加 ○業務の見直し 他

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